広東語では、「老竇」という単語がある。この言葉は、父親の呼び方である。中国の古い書物《三字経》のなかで、そういうはなしがある:
「竇燕山、有義方、教五子、名俱揚」
竇燕山という人物、五代十国時代、後晋の諌議大夫であった。この竇燕山は、五人息子がいた。父親として、竇燕山は精一杯子供たちを育て、子供たち大きくなってから、みんな朝廷の役職を就任し、竇氏五竜と誇られた。竇燕山の昔話はずっと流れた。そのため、みんな父親を「老竇」と呼んだ。しかし、この呼び方、いまは広東語しか残らない。
それに、ほかの異説がある。「老竇」はもともと「老頭」であった。昔の広東語で、「老頭」の発音は「老竇」と似ってた。だから、だんだん発音が変わた。
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在粵語當中,有「老竇」這麽一個詞。這個詞彙其實是「父親」的粵語叫法。在中國古書《三字經》中,有這麽一段話:
「竇燕山,有義方,教五子,名俱揚」
竇燕山這個人,是五代十國時期,後晉的諫議大夫。他育有五個兒子。作爲父親,竇燕山傾盡心血養育兒子們,當兒子們長大成人后,人人都身居朝廷要職,被譽爲「竇氏五龍」。竇燕山的故事因而流傳。因此,人人都將父親稱為「老竇」了。不過,這種叫法,現在僅在粵語殘留。
另外,也有一種説法。「老竇」原來是「老頭」。往昔的粵語當中,「老頭」的發音與「老竇」相似,因此漸漸成爲一種訛音。
(逸定軒)
[ 本帖最後由 逸定軒 於 2009-7-5 14:24 編輯 ] |